皇帝の愛車  


● 皇帝の愛車

愛車と言ってもバイクです。
セロー225というオフロードバイクに乗っております。
セローに最初にセルが付いた型です。


○ 皇帝とセローの出会い

私の実家は、街と田舎の境目みたいな所にあります。
で、子供のころに近所に、団地の造成途中のまま
放ってある場所がありました。
昔から機械を触ることが好きで、そこでタミヤの
ラジコンのラリーカーとかを走らせて遊んでいたの
ですが、休日はけっこうモトクロスの練習をしている
人がいて、憧れていました。
オレも大きくなったらオフロードバイクに乗ってやる!!
って。
そんなわけで、バイクの中型免許をとってもロードの
バイクに乗ることなど一切考えず、買うならオフロードと
決めていました。

私んちも他の家に漏れず(笑)、母親は私がバイクに乗る
のに反対でしたが、父が機械好きなため、バイクに
乗りたい気持ちを理解してくれていたので、あっさり
買うことができました。親のスネかじったけど。

で、何を買うかなんですが、
私がバイクはヤマハ好きなんで、まずそこは不動でした。
で、近所のバイク屋に通ってカタログを集めました。
当時はDT200がモデルチェンジをしてDT200WRになった
ころで、お店の人はDTを奨めたんだけど、セローの
カタログが気に入ってセローにしました。

セローって、結構女性のバイクってなイメージがあるの
ですが、元々はマウンテントレールというコンセプトで
作られていて、山の中をズカズカ走るバイクなんです。
そういう理由でセルが付いていて、シートが低く、
とり回しが楽で、トルクが太い作りになっています。
結果、女性でも乗りやすいバイクになったってこと
なんです。

そういう部分が気に入りました。
今ではそういうバイクは各メーカーから出ていますが、
当時はセローしか無かったんです。
これぞヤマハってな感じがして、セローに決めました。


○ セローの好きな所

このバイク、飽きないですね〜。
10年以上乗っていますが、他のバイクに乗る気が
しないです。
とにかく扱いが楽なんです。
中型バイクだけどコンパクトでとり回しが楽だし、
4stエンジンだから2stみたいにカーボンが溜まる
こともなくて手入れが楽です。
また、低速のトルクが太く低速でもトロトロと動くので、
渋滞のときも楽です。
元々山を走るバイクなんですが、けっこう街乗りに
向いています。
その分パワーが無いのですが、それはコンセプトに
則ったものだからだし、普段道路を走る分には不満は
無いです。

マークがかわいいです。(笑)
ま、こんなのはど〜でもいいことですが、セローって
ヒマラヤカモシカのことです。
カモシカのように走るイメージで、セローということに
なったんだろうけど、そのセローのマークがなんとなく
かわいくて好きです。
オフロードバイクというと、アメリカンな蛍光色バリバリ
ってなイメージなんですが、そういうのとは明らかに
一線を画しています。


○ セローの嫌いなところ

嫌いっていうか、コンセプトだから仕方無いのですが、
パワーが無いです。
高速で走ると加速が鈍くて、さすがに怖いです。
また高速で走り続けるとエンジンの振動が手にビリビリ
伝わって来るので疲れます。
高速をガンガン走るには向いていません。
高速もいちおう走れる・・ってな感じです。

荷物を積みにくいのは考え物です。
荷物の積み方によっては、左右のウインカーが隠れて
しまうことがあるんです。
この辺は考えて作って欲しかったなってのはあります。
ま、慣れたけど。


とまあそんなわけで、セロー君とかれこれ10年以上
付き合っています。

10代のころは若気の至りで、ひどい乗り方を
しておりました。
あぜ道を30kで突っ走ってハイサイドを起こし、
転んで川に落ちた(浅い川だけど)事もありました。(汗)
この時はフロントカウルとフロントフェンダーを破損し、
タンクをへこませました。
未だにタンクはへこんだままです。
あの時は悪かったな、とバイクに謝ってます。

ってなわけで、最近はおとなしく乗っております。
たまに、いきなりウイリーしたりするけどな。(笑)
今は街中に住んでいるからなかなか林道を走ることも
無いのですが、時間できたらまたいろいろ走りに
行きたいなあ・・・。
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