新婚旅行記 その5  


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○新婚旅行記 その5


10/14


今日の朝は早い。

というのも、嫁さんが朝からダイビングに行くからです。
午前のダイビングのボートの出発時間は朝早いのです。
このころから、リゾートでのんびりしよう!計画は
音を立てて崩れ去ってしまいました。

というわけで、朝っぱらから嫁さんに起こされ、
朝ご飯を食べに行きました。
レストランに行く前にダイビングショップに行くと、
既に朝ダイバーの人が数人準備していました。
みんなここで準備してからご飯を食べに行くのです。

嫁さんの準備が終わって、レストランに行くと、
ムーサはもう待ってました。早起きだなあ・・。
ムーサに挨拶しつつ、眠いっすってなことを言ってたら、
「ダイビングに行くのかい?」って聞かれました。
No,No, オイラは今ライセンスを取るためにお勉強中
なんです〜。嫁さんだけ1人で潜ってくるんです〜。(T_T)


そんなわけで、朝食後すぐに嫁さんは、ダイビングの
ボートに乗って出かけてしまいました・・・・。
オレひとりポツ〜ン・・・・。
これって、ハネムーンなんだよな????


昨日眠くて寝てしまったので、ダイビングの授業が始まるまで
ダイビングショップの前にあるイスに座ってダイビングの本を
読んでいました。
現地スタッフの人が掃除したり、荷物を運んだりして
通っていきます。
みんな「Hello!」って挨拶してくれるのですが、たまに
「こんばんは!」って言って通り過ぎる人もいます。
あの〜、今、朝なんですけど・・・。(汗)


しばらくすると、昨日一緒に体験ダイビングをした夫婦が
やって来ました。
オレがオープンウォーターを取る!と決めたので、2人も
取ることにしたそうです。

そうして、お勉強が始まりました。
基本的に勉強する内容ってのは、危険防止の技術や
知識が中心です。ダイビングで水中にもぐること自体は
すごく簡単で、はっきり言ってシュノーケリングの方が
技術的に数倍難しいです。
でも、数十メートルも水の中に潜るということは、
非日常的な空間に身をおくことになるので、何か
トラブルが起こったときには大事故になりかねない
危険が常に付きまとっています。
そういうことを認識しておく為の勉強って感じです。
車の免許を取る時に、事故のことをいっぱい教えられるのと
同じですね。

そういえば、インストラクターのMさんがおっしゃるには、
ダイビングのような自分の趣味を恋人や夫婦で一緒にやりたい
って考えるのは、女性の方が多いそうです。
オレは普段バイクに乗っていますが、それを嫁さんと
一緒の趣味にしようとは思いません。
というのも、バイクに乗る危険というのを今までたくさん
体験してきているし、そういうのをやって欲しいとは
思わないです。
でも、嫁さん的には、多少危険であっても、一緒の世界観を
持てることがすごく大事なんだと思います。
ま、気持ちはよく解りますけどね。

ビデオを見て勉強した後、実際に潜りに行きました。
ダイビング中は、息を続けるのが原則です。
というのも、水圧は空気圧よりもかなり急激に力が
増減するので、息を止めて浮上すると予想以上に肺が膨張して
肺を損傷する恐れがあるからです。
一番簡単に予防できて、一番怖い事故の一つです。


そんなわけで、1回目のレッスンは終わりました。
しばらくダイビングショップで待っていると嫁さんも
戻ってきたので、一緒にお昼ご飯を食べに行きました。
食堂でムーサに、ダイビングをしたことを話したら、
オレの時計(G-SHOCK)を見て、
「ダイビングコンピューターかい?」って聞いてきました。
で、違うよ。カシオの腕時計だよ。と言ったら、
やっぱりカシオは知ってましたね。
ちなみにこの時計は、結婚指輪の変わりに嫁さんがくれたもの
です。オレが普段指輪とかしないから。

食後、Hさんに、スペシャルディナーの変更がどうなったか
聞きに行きました。
本当は明日の夜に浜辺でコース料理が食べれる予定だった
のだけれど、予定を入れてしまっていたから変更をお願い
していたのです。
どうやら、今日の夜にいつも食事しているのとは違う
レストランに変更してくれたみたいです。砂浜は既に
予約が一杯で席が空いていなかったのですが、
キャンセルしなくてはいけない状況を手配してくださった
ので、感謝感謝でした。


食後、また嫁さんはダイビング、オレは勉強です・・・。
午前中は、最初ということもあってけっこう簡単なことを
練習したのですが、さすがに今回からは難しくなって
きました。
水中でマスクをはずした状態でしばらく呼吸したり、
水中で今くわえているレギュレータからバックアップの
レギュレータにくわえなおすのとかやらないとダメで、
嫁さんが言うには、嫁さんの友達はこの部分が難しくて
かなりヘコんだそうで、不安だったのですが、やってみると
すんなりできました。

っていうか、昨日のシュノーケリングで、この辺は
タップリ練習しちゃいましたし!
勝手にマスクがはずれたり、水飲んだりしたから
なんだけど・・・。

中性浮力ってのもやりました。水中に浮きもせず沈みもせずの
状態で漂っていなければいけません。
でも、まだ感覚がつかめなくて、これは難しかったです。
この時ウェイト1Kgだったのですが、インストラクターの
Mさんがおっしゃるには、ウェイトいらんかも・・・・。
ってことでした。
海水で沈むヤツ・・・・。オレって人間離れしてる???


ダイビング終わったら、スペシャルディナーが待っている!!
・・・っていうか、すんげーハードな1日だなあ・・・。
あの〜、最初の約束、もうどうでも良くなってきました・・・。

ちょっとだけ時間があったので、コテージに戻ると、丁度
夕日が沈むところでした。
雲ひとつ無く、水平線に太陽が吸い込まれていく所を
見ていました。
夕日

スペシャルディナーに行くためにレセプションに行ったら、
日本人スタッフのHさんは出かけていました。
他の人に聞いてみたところ、そんな予定入ってたっけ???
みたいな反応・・・。
ちょっと不安になってしまいました・・・。
カウンターにいるスタッフが、「とりあえず行ってみたら?」
って言うので、レストランに行ってみたら、ちゃ〜んと
準備してありました。な〜んだ。(笑)

で、ここでハプニングが!!!
普段食事する時のボーイさんは、ムーサなんで、チップは
まとめて最後に払えばいいわけだから、食事するのに
お金を持たなくていいわけです。
今回も、何も持たずに来てしまったのですが、
でも、ボーイさんは違う人です。
やっぱ、こういう時はチップ払わないと・・・・。
嫁さんに「先すすめててもらっといてよ」と言い残して
ダッシュで財布を取りに帰りました。
ほんの往復3Kmぐらいね・・・・。
帰ってきたら、汗だく。

ボーイさんは、オレが帰ってくるまで食事を運ぶのを
待ってくださってました。
その間、嫁さんが退屈しないようにと、いろいろと話題を
振ってくれたそうです。
やっぱこういう所のボーイさんってすごいなあって
思いました。
スペシャルディナー
そうして、スペシャルディナーを楽しんで、
すっかりほろ酔い&満腹になったのでした。ごくらくごくらく。


すっかりごきげんでコテージに戻った時に、
事件は起こりました。
嫁さんが、部屋の電気をつけ、お風呂場の電気も
つけようとした時、
「パリーン!!」
なんだなんだなんだ??
お風呂場の電気がつかないので、持ってきた懐中電灯で
お風呂場を照らすと、ガラスの破片が散らかっていました。
どうやら電球が破裂してしまったみたいです。

嫁さんが急遽レセプションに電話したのですが、
日本人スタッフのHさんはいないみたいでした。
「どうしよう・・・。」と嫁さんが途方に暮れていたので、
よし!オレがもう一度レセプションに連絡してやる!
と言って、今度はオレが電話しました。
応対してくださったのは、外人のスタッフで、日本語は
ほとんど通じません。
英語で詳細を話すしかなさそうです。

「ここは、ルームナンバーXXXです。 部屋に戻ってお風呂場の
 スイッチを入れた時に、ランプが(割れるって英語で
 なんて言うんだったっけ・・・・。)

 パリ〜ン・・・・。」

隣で、嫁さん大爆笑。
しかも、外人スタッフに、
 「オゥ、Broken ネ!!」
と言われるしまつ。
そう、Broken! Brokenが言いたかったの!!

「No problem. wait a minute,plese.」
みたいなことを言われて、しばらく待っていたけれど、
誰も来ない。
ま、レセプションからはかなり距離があるから
時間はかかるんだろうけど・・・。
ちょっと心配になったので、嫁さんに部屋で待っててもらって
レセプションまで行ってみることにしました。
しばらく行くと、現地スタッフの人に合いました。
話してみると、どうやらその人が来てくれるみたいです。
よかった〜。
部屋に来ると、すぐに散らばったガラスを
片付けてくれました。
夜中にわざわざ来てくださったので、
お礼を言って、チップを渡しました。


そんなわけで、朝から寝る直前まで大忙しの1日でした。(汗)

今日の教訓
  言葉は通じなくても、ハートは通じる!!


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